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ブログ(娘の矯正)

2020.06.03

娘の矯正 Part1


皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市にあります「おだいら矯正歯科」院長のおだいらです。

さて、新型コロナウィルス関係のことを優先的に書いていたため、後回しになっていましたが、2ヶ月ほど前から始まった娘の矯正歯科治療について書かせていただきます。

まず現状ですが、13歳の中学生で俗に12歳臼歯と言われる一番奥の歯が生えてきているところです。

息子は早めに矯正を開始しましたが、娘は全ての永久歯が生えそろってからでいいと判断し、これまで放置しておりました。

小平千華_2019_ 8_30_002.jpg

小平千華_2019_ 8_30_003.jpg


12歳臼歯が出てきたのでそろそろ確認してみようと撮影したのが以下のレントゲンです。


a-Lateral X-ray with Tracing.jpg

これは頭部X線規格写真(セファログラム)と言い、矯正治療の診断には欠かせないレントゲンで、「上下の顎のバランス」「顎に対して歯がどこに並んでいるのか」「上下の前歯の位置や傾斜している角度」などがわかります。

レントゲンには診断で必要な骨の長さや、骨と骨を結んだ角度を計測してあり、それを記載しております。

この長さや角度には正常な範囲があり、長さや角度が正常な範囲にあると数字が「黒」で出ます。そこからちょっとだけ外れていると数字が「緑」で、さらにその範囲から外れてしまっていると「青」、さらにさらにずれてしまっていると「赤」で数字が記載されます。

計測した娘のレントゲンを見ると赤が1カ所、青が5カ所ありました。


まず向かって右側「赤143°」と「青15°」のところですがこれは上下前歯の傾斜角度を見ており、娘の前歯はかなり内側に倒れていることがわかりました。

この状態は下顎の成長を阻害して、下の顎が前に延びたくてもそれを前歯が抑え込んでいるような状態で、結果的に下顎うまく成長できないという問題が起きます。

すでに向かって右側に「青6mm」と出ており、下顎が小さく上下顎のバランスの悪さが示唆されます。

また、このようなかみ合わせは顎関節症になりやすかったり、歯も削れやすかったりなどの問題も起きやすいと言われています。

向かって左側には「青78°」「青67°」と出ています。これは下顎の形を見ています。

娘の下顎はどちらかというと華奢な形態をしており、このような顎のタイプは咬む力が弱く、そのため矯正歯科治療が終わった後もしっかり咬んでくれないので、長期的に予後を診ていく必要があります。

さらにもう一カ所「青9mm」のところですが、これは歯列の奥行きを見ています。娘は奥行きが狭いので将来親知らずはうまく生えて来られないと考えられます。

他もいろいろ見ていますが、とりあえず青と赤の部分ではそのような問題がわかりました。


そこでどのような治療をするかですが、とりあえず上の前歯に装置を付けて前歯が内側に倒れているのを治すことにしました。

小平千華_2020_ 3_27_001.jpg

これを業界用語で「アンロック」と言い、下顎の成長がロックされているのを解除してあげるという意味合いがあります。

その後、下顎の成長を誘導する床装置を寝るときだけ使用していく予定です。

セファログラムの説明だけで結構長くなってしまいましたね(汗)

続きの治療経過はPart2で説明したいと思います。

 

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