前回もお知らせしましたが7月3日(木)から5日(土)まで開催された、2年に一度開催される世界舌側矯正歯科学会(WSLO)に参加するため、バルセロナまで行ってきました!
飛行機でフランクフルト経由して約15時間、昨年のポルトガルで開催されたESLOに続いて長旅になりました(汗)バルセロナはおろかスペインの土を踏むのは初めてでしたが、日本で続いている梅雨空とは打って変わり、連日青空が広がっていました。ただ、想像していたよりも湿気が多く、かなり蒸し暑く感じました。
肝心の学会ですが、世界舌側矯正歯科学会と言うくらいですから全世界から矯正歯科医が集まっており、各国の先生方が様々な角度から舌側矯正歯科治療に関する講演を行っておりました。
今回私はWSLO大阪大会の時のような講演もありませんし、昨年のESLO Titular Member取得のための試験や、一昨年前のWBLO(世界舌側矯正歯科専門医)のメンバーになるための試験もありませんでしたので、久しぶりにのんびりと学会に参加することが出来ました!
たまには試験や講演などの緊張感がない状態で学会に参加するのもいいもんですね!
今回参加して感じたのは、WSLOの参加者がバルセロナで開催したにもかかわらず、日本人をはじめ中国、韓国、インド、台湾など、アジア系の先生が多かったことです。
やはり歯の表側にブラケットを装着するのを審美的観点からに嫌う方は、日本をはじめとしたアジア系の方に多く、そのため舌側矯正の需要も欧米に比べて高いのだと思います。
そして遠方の学会の楽しみはその土地の食事と学会の合間に行く観光です。
今回も旅程の範囲内で観られるところを絞り、「サグラダファミリア」「グエル公園」「カンプノウスタジアム」を見学して参りました。
サグラダファミリアは言わずと知れたガウディ設計で今もなお建築が続いている世界遺産です。実際に見るとその圧倒的な迫力に自分が感動するだろうと思っていた以上の感動がありました。
そしてカンプノウスタジアムはバルセロナSCの本拠地でサッカー好きなら一度は訪れてみたい場所かと思います。こちらもスタジアムだけでなくプレス席やアウェイチームの控え室、入場前の通路などが見ることができ感激致しました!
是非次回は試合を観てみたいです。
もう一つの楽しみの料理も名物のパエリアをはじめ主にシーフード料理をたくさんいただきましたが、どの店に入っても外れがなく、また味覚は日本人に合っていると感じました。
恒例のGARAディナーは海洋博物館で行われました。
そんな充実した学会期間でしたが、帰りの飛行機でアクシデントが。
行きと同じ経路でバルセロナからフランクフルト経由で帰る予定でしたが、バルセロナ発のルフトハンザ航空機が2時間遅延し乗り継ぎに間に合いませんでした(泣)
仕方がないので泣く泣くフランクフルトに宿泊し(もちろん宿泊費は飛行機が遅れたルフトハンザ航空持ちです)、帰ってきたのは1日先の昨日朝でした。
そこから診療室に速攻かけこみ、昨日から診療を再開しています(汗)
乗り継ぎの時間2時間見ていたんですけどね。
来年のESLOはイタリアのソレントで開催されるので、もし参加するようであれば乗り継ぎの時間をもう少し長めに取ろうと思います。
最後に、WSLOの開催地は4年後の開催地を学会期間中の総会の時に決定します。
ちなみに2年後は大阪開催で決まっており、今回4年後の開催地を決めるためにアクティブメンバーにより総会内で選挙が行われ私も投票してきました。
候補地はインド、スイス、チリの3候補地で、私も投票しましたが果たして結果は・・・
チリだそうです。
4年後は第2回大会のアルゼンチン以来の南米訪問になりそうです!