皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市のおだいら矯正歯科、院長のおだいらです。
さて、久しぶりの息子の矯正について書きたいと思います。
現在の状況ですが、いわゆる経過観察期間になります。
経過観察期間というのは、「息子の矯正Part6」で載せたリテーナーを自宅で使用して並べた歯が戻らないようにしながら、歯の生え替わりの様子を見ている期間です。
来院頻度としては3ヶ月から6ヶ月に一度くらいです。
今回の息子の口の中(下の歯並び)の写真です。
乳歯が残っているにもかかわらず、その後に生える予定の永久歯がずれて生えてきてしまっているのがおわかりでしょうか?
(本来は矢印の場所に生える犬歯が前にずれてしまっています。)
このような場合は早めに乳歯を抜歯しないといけません。
これではかなり遅い方です。
そこで私は抜歯が出来ないので、他の先生に乳歯を抜去してもらいました。
抜歯した乳歯がこちらです。
特に左側の乳歯ですが、永久歯が生えているにもかかわらず乳歯の根が長く残っているのが分かると思います。
これだけ歯根が残っているとなかなか自然に抜けるのは難しいので歯医者さんに行って抜いてもらうしかありません。
永久歯が乳歯の下からではなくずれて出てくる原因の多くは歯が大きいために乳歯の下に充分なスペースがないためで、でこぼこの量が多い子は毎回のように乳歯の抜歯を一般歯科の先生にご依頼している場合もあります。
歯医者さんに乳歯を抜歯してもらうタイミングとしては、乳歯と交換で生えてくる永久歯が出ているのに乳歯が抜けていなかった場合ですが、よく分からない場合は歯医者さんに確認していただいた方が良いでしょう。
うちの子ですが、今後は乳歯を抜歯したスペースに永久歯がずれてきますので、多少はでこぼこがほぐれてくると思います。
こんな調子で永久歯に生え替わりが終わるまで、あと2年くらいは経過観察していく予定です!
矯正歯科治療は期間がかかると良く聞くと思いますが、この経過観察期間も定期的に見せていただくことで、でこぼこの量を減らせたり、新たな問題を未然に防ぐことなどもできる大事な期間になります。