皆さんお久しぶりです、栃木県宇都宮市にあります「おだいら矯正歯科」院長のおだいらです。
さて、過去に何度かブログに書きましたが、今年は年末に2つの講演があり昨日無事に終了しました!!!!!
まず一つ目の講演は12月3日(日)に私の師匠である竹元先生が開発された「アリアスシステム」のセミナー(オームコ社)で、ゲスト講師としてお話ししました。師匠のセミナーで貴重なお時間をいただいてお話しをさせていただくのは大変恐縮しましたが、折角ご指名いただいた機会でとても光栄なことですのでお引き受け致しました。
セミナーではアリアスブラケットを使用した症例を閲覧しつつ、当初苦労したところをどのように改善していったか、またどのようにすると治療がスムーズに進むかなど、私の臨床経験から説明させていただきました。
そして昨日12月17日(日)は長期安定研究会の記念すべき第1回大会にて講演する機会をいただきました。
長期安定研究会とは矯正歯科治療においてとても大事な矯正治療後の長期安定に関する研究会です。
矯正歯科治療は歯が並んで装置が外れたらそこで終わりではありません。
患者さんはそこから長い人生をそのかみ合わせで生活していくわけです。
その長い人生で毎日使う「咬合」を創るのが私達の仕事ですから責任は重大です。
そのため。できるだけその咬合が長期的に安定するにはどうしたらよいのかを過去の症例などを振り返りながら研究していく会です。
矯正歯科治療に真摯に取り組んでいる先生にはとても興味がある内容ですので、関東圏内の各大学矯正歯科の教授をはじめ、当日は307名の参加者が来場致しました。
また矯正界にはいろいろなテクニックや治療方法があり、出身大学矯正学講座や勤務した矯正歯科医院で勉強したテクニックで治療する先生方が集まって勉強会などを開くのですが、今回はその垣根を越えていろいろなテクニックの勉強会の先生方が様々な角度から長期安定について講演する会となりました。
その中で私はリンガル矯正で治療した症例の長期安定について講演させていただきました。
リンガル矯正については私の知る限りリンガル矯正で治療した症例の長期経過についての報告を聞いたことがほとんどありません。
今回はリンガル矯正で治療した患者さんの長期経過症例を4症例ほど提示し、その注意点や問題点、今後どうしていったら良いかなどをお話しさせていただきました。
今回この講演の依頼の話しが来たとき、最初は辞退しようかと思いました。というのも今まで長期経過症例について講演したことがないため一からプレゼンをつくらなければならず、相当な労力を必要としたからです。
そしてプレゼンを作るのはもちろんのこと、一般的な見解も確認し直さないといけないため、苦手な本や論文も読みあさりという日々を4月頃から過ごして参りました(汗)
それだけ苦労して準備しましたので、講演後は多くの先生から「先生の講演はとても良かった」とか「とても勉強になった」とお褒めの言葉をいただき、改めて今回の講演をお受けして良かったなぁと思っております。
大会後の懇親会で東京歯科大学矯正歯科の西井教授の挨拶の中に「この研究会は誠意の集まりです」というお言葉がとても心に残りました。
他の先生の講演も素晴らしく、その中で講演できたことはとても光栄なことでした。
さぁ!!!2つの講演が終わりましたので一段落です!!!