ここのところまた寒い日が続きますね、こんにちは、
先日宇都宮歯科医師会が主催する宇歯症例検討会(UDACC)に出席してきました。
今回の演題は「自家歯牙移植から考える再生治療への扉」というもので、歯科医師会会員の五十嵐尚美先生のご講演でした。
UDACCは毎年開催されており、以前私も講演したことがある勉強会です。歯科インプラントや歯内療法の講演などの際には聞いていてもよくわからないので欠席することが多いのですが、今回の内容は歯の移植についての講演で、以前から非常に興味があった内容でしたので、とても楽しみにしておりました。
というのも矯正歯科治療は少なからず、永久歯の便宜抜歯が必要になるケースがあります。その歯を、歯が足りない場所に有効利用できたらどんなにいいでしょう。また、以前私の歯をティースバンクに預けた話を書きましたが、ティースバンクに預けた歯が本当に将来有効に移植歯として使用できるのか大変興味がありました。
五十嵐先生は年間数十本も歯の移植をされているそうで、多くの興味深い症例を拝見させていただき、あっという間の90分でした。
また、講演終了後には私のいくつかの質問にも丁寧に、わかりやすくご回答いただきました。(本当はまだ聞きたいことが山ほどあったのですが時間の関係であきらめました。。。)
今回の勉強会で臨床の、特に治療計画と診断に関してのヒントをいろいろといただきましたので、このヒントを今後の矯正歯科治療に活かしていきたいと思います。