このブログでは自分の感情はあまり書かないようにしております。ただ、今回はここに書くことで自分の気持ちに整理がつくのではないかと思い、数日迷っていましたが結局書くことにしました。
先日、私が大学1年生のころからずっとお世話になっていましたゴルフ部の先輩が急逝されました。私が大学1年の時に大学を卒業され口腔外科の助手になっていましたので、学生時代はかぶっていません。にもかかわらず本当にかわいがっていただきました。
毎週のようにある飲み会はもちろんのこと、バーベキューや温泉旅行、スキー、野球観戦など学生時代はよく遊んでいただき、日光の田舎から出てきた私にとって、まさに「大人」な方でした。また、飲み会では先輩後輩の礼儀や飲み方の作法を教わりつつも、本当に楽しく笑ってばかりの宴でした。私は学生時代あだ名を小平の平の一文字をとり「ペーちゃん」と呼ばれていましたが、そのあだ名を付けてくれたのもこの先輩です。
大学卒業後も酔っぱらってはお電話をいただきました。宇都宮におだいら矯正歯科を開院したときも、仕事で大忙しなのに、わざわざ遊びに来てくださり「お前なら大丈夫だからがんばれよ!」と言っていただきました。今の家内と婚前旅行でハワイに行った時も一緒に食事をして「ぺーちゃんいい子見つけて本当によかったな!」と言っていただきました。
初めて出会ってからのいらいろと思い出してみましたが、楽しかったことしか浮かんできません。
そんな先輩が7月13日くも膜下出血で急逝されました。あんなに元気だったのに。早すぎます。
ここ数年はいつでも会えると思いつつ、すっかりご無沙汰してしまい、それが心残りで、なんで会えるときに会わなかったのか、本当に本当に後悔しております。
葬儀は、明るくそして人の悪口を言わない先輩の人柄と、どこでも輪の中心にいる顔の広さで、ものすごい数の参列者でした。そんな葬儀ですので大学卒業以来の再会も多くありました。先輩が引き合わせてくれたのだと思います。
私の座右の銘にもなっている、以前何かのテレビ番組で観た、インディアンのことわざがあります。曰く「人間は生まれてくるときは自分だけ泣いているけど、周りの人たちは皆笑って迎えてくれる。だから死ぬときは周りの人たちが皆泣いて、自分だけが笑って死ねる人生を送りなさい。」という言葉です。
まさにこのことわざ通りの、あっという間にいなくなり周りの人が皆泣いている葬儀でした。
これからも大学時代の先輩や同級生に「ペーちゃん」と呼ばれるたびに先輩のこと、思い出します。