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院長ブログ

2017.05.27
院長日記

はっきり伝えるという事


皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市のおだいら矯正歯科、院長のおだいらです。

 

さて、GW期間中のある日の出来事です。(あえて遅らせて書きました)

早朝6時頃、息子に起こされました。

「おなかが痛い」とのこと。

 

「トイレに行ってみたら?」などと話していましたが、痛いのはどうやら鳩尾辺りの様です。

そのうちうずくまりながら脂汗を垂らしているので、これはまずいぞと夜間救急センターに車を飛ばしました。

6時半までに入れなかったら診ることができませんと電話で伝えられていたので、あわてて駆け込み、なんとか6時半ちょうそに救急センターに滑り込むことができました。

私たちの前にいた患者さんは一人だけでしたので順番はすぐに回ってきて、診察していただいたのですが・・・

 

診察中も前かがみになりながら汗を流している息子でしたが、診ていただいた先生によると呼吸や脈拍に問題はないとのこと。

そのうち涙をこぼしている中、「問題ないから痛み止めの薬を一回分出しておきましょう」との結論でした。

痛み止めの薬を飲むという事は対症療法、いわゆるその場しのぎでしかありません。

 

幸い、痛み止めを飲んでその先生がおっしゃる通りその後は落ち着いたのですが、家内と私、そして何より息子本人がまた急に痛みが出ないか、しばらく不安を抱えながら生活しておりました。

 

休日夜間診療をされている先生は医師も歯科医師の先生方もまさに寝る時間を削って診療にあたられているわけですから、大変ありがたいと思いますし尊敬もしております。

今回も呼吸と脈拍に問題がないことを確認していただいただけでとてもありがたいことだと思っています。

ただ同じ医療人としてもし自分だったらどうするか(患者さんがどうすれば安心するか)を考えてみました。

 

おそらく100パーセント患者さんを安心させることはできないと思います。痛がっていることを治せないわけですから。

ただ、少しでも不安を和らげることを考え、そのためにはまず、原因や治療法がわからない事を正直に伝えることだと思いました。

どうしても患者さんや看護婦さんの前では、はっきり「分かりません」と言うのはプライドが許さない先生もいらっしゃるかと思います。

が、私にはそういったプライドはまったくありませんので、「分かりません」と言うのは全然恥ずかしくありません(笑)

 

今回の先生はもちろんわかっていてそのような対処をしたと信じたいですが、仮に原因がわからなかった場合、わかっているような感じで痛み止めの薬を出して、もしその後大事に至ってしまったとしたら・・・ それこそ取り返しがききません。

であれば「原因がわからないので、また痛みが出た場合、また痛みが出なかったとしても、心配であればしかるべき機関で診てもらってください。」と説明し、そこに紹介状を付けてあげるのが私の考えうる応急的な精一杯の対応なのかなーと思いました。

 

 

おだいら矯正歯科でも、私が初診相談や検査結果を説明する際には、「わからないことはわからない」、「できないことはできない」とはっきり伝えるようにしています。

 

例えば「部分矯正はできますか?」とか「マウスピース矯正で治せますか?」などの質問があると「申し訳ありませんが私にはその装置で治すことができません!」とはっきりお伝えしています。

自分が治せるか治せないかあやふやで患者さんを治療するより、よほど患者さんのためになりますし、それが医療だと思いますので。

 

そんなことを考えさせられたGWの早朝でした。

 

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