皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市のおだいら矯正歯科、院長のおだいらです。
さて、昨日は日本臨床矯正歯科医会の上記セミナーがあり、講演をしてまいりました。
今回のテーマは「多数歯欠損症例を考える」で、私を含め4名の先生が多数歯欠損症例について報告し、問題点などをディスカッションしました。
私の講演は5本欠損、6本欠損、7本欠損、7本欠損の4症例を報告し、治療開始の時期から治療後の補綴処置をどうするかまで、工夫した事や苦労したことなどを一通りお話しいたしました。
ご出席された先生方には「とてもきれいに治していますね」とお褒めの言葉を多数いただきましたが、私以外の先生方の講演は18本欠損、13本欠損、10本欠損など、想像を超えた難症例をきれいに治療されておりましたので、私ももっともっと技術を磨かないといけないなぁ、なんて思った次第です。
このセミナーは出席者こそ30名に満たない小さな会ですが、出席されている先生方は矯正歯科界の礎を作られたような重鎮の先生が多く、いつもとは違った緊張感がありました(汗)
その後は懇親会が開催されましたが、この会の良いところはそのような重鎮の先生と酒の席で矯正歯科治療などの意見交換ができることです。40年以上の臨床経験をお持ちの先生方から、矯正歯科治療に関するとてもいいお話をたくさん聞くことができました。
また、今回のテーマである多数歯欠損に関しましても、矯正専門医の皆さんの悩みはほぼ共通しており、いい情報交換をすることができました。
何より自分の講演が無事にうまくいってほっとしています!
さあ、これでやっと今年の勉強会シーズンも残すところ12月23日に横浜市で開催される、IDTセミナーのみになりました。思えば10月の日本矯正歯科学会in札幌から始まり、本当に長い学会シーズンでした。また、今年は前回書きましたシンガポールでの学会と今回のセミナーの2回自分の講演があり、しかもその2講演は全く違う内容でしたので、準備にも相当労力を注ぎました。それもあって余計に長く感じたのかもしれません。
今は「やっと終わった――――――――――」って感じです!
ちなみにブログには書きませんでしたが、11月23日に日本舌側矯正歯科学会にも参加してまいりましたので、写真だけアップしておきます。こちらも今年は大阪日帰りの強行軍でした(汗)