皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市のおだいら矯正歯科、院長のおだいらです。
前々回バルセロナでのWSLO学会について書きましたが、今回はそれに関連したお話しを。
主に学会で、ここのところ年に1回は海外に行っております。
その際に思うのですが、例えば「地球の歩き方」に比較的治安のいい地域と書かれていても、日本と比べるとそのレベルは段違いに低いことがほとんどです。
アルゼンチンのブエノスアイレスでは、高級そうなレストランのテラスで食事する時でも、置き引きに遭わないように持ち物にすべてチェーンをかけていましたし、今回バルセロナの学会に行った先生と治安の話になった時も、実体験として「ローマの電車でお金をすられた」とか「町中でジプシーの子供に財布を盗まれた」などいろいろな話が出てきました。
幸いにも私は今までそういった被害には遭っていませんが、今回のバルセロナでも残念ながらかなり身近な先生方がスリに合ったり、ちょっとした事件に巻き込まれたりしてしまいました。
そういった事件が起きると折角のサグラダファミリアやカンプノウスタジアム見学の感動も薄れてしまいますし、折角の旅行がいい思い出だけにならないのが哀しいところです。
さて、それから1週間後の出来事です。
先週日曜日に、長女の買い物の付き合いで渋谷に行った帰り道のことです。
買い物が終わり、渋谷から品川方面に向かう山手線に乗ったのですが、あろうことかその車内で入場時に使ったビューカードSuicaのクレジットカードを落としてしまいました。
改札を出るときにクレジットカードがないことに気づき、早速カード会社に電話したのですが、カードを止めるとそれ以降に見つかってもそのカードは使用できないことや、カードの再発行では番号がすべて変わってしまうので、スマホに入っているモバイルSuicaやその他自動引き落としの登録がすべてやり直しになることを聞き、カードを止めるのを躊躇してしまいました。
考えた挙げ句、この際Suicaに入金してあったお金は使われても仕方がないと割り切り、クレジットカードだけでもなんとか見つからないか1時間だけ待つことにしました。
もう皆さんおわかりですよね。
そうです、クレジットカードは1時間後に有楽町駅の駅員さんに届けられていました。
しかもSuicaの残額はそのままで。
早速引き取りに行き、その際に是非拾われた方にお礼がしたいと担当者に伺いましたが、届けてくれたのは女性と言うことしかわからず、しかもすぐに立ち去ってしまったとのことでした。
特にバルセロナでいろいろとあったので余計にそう思えるのですが、日本と言う国は本当になんてすばらしい国なんでしょう!!!
カードが見つかったときは、サグラダファミリアを見たときとはまた別の感動で涙が出そうでした。
おそらく他の国ではSuicaの残額も含め、そのままカードが返ってくることは、まずあり得ないと思います。
改めて自分が日本人と言うことに誇りを感じますし、これから先、もし私が同じような立場に立った場合は、私も日本人として、今回カードを届けてくれた女性と同じような行いをしたいと思います。
カードを拾っていただいた方、本当にありがとうございます!!!