いわゆる3Dスキャナーです。

どんなものかと言いますとお口の中をスキャンしてデータをとり、それをパソコンの画面上で見ることができる優れものです。

このデータがあれば歯の模型を作らなくて良くなるので、皆さんが大嫌いな粘土のような素材での歯型を採る必要がなくなります。

嘔吐反射が強い患者さんにはかなりの朗報だと思います。

また、このデータを利用することで拡大床、クワドヘリックス、リテーナーなど矯正用の装置を作成することができます。

そのため最初の検査で採ったスキャナーのデータを使えば改めて2回も3回も歯型を採る必要がなくなるため、来院回数も減ります。

まさに、患者さん側、医院側にもメリットになる、Win Winの装置なんです。

5年ほど前も導入を検討し数社にデモを行ってもらいましたが、スキャンの速度や正確性などがイマイチと感じ購入を先延ばしにしておりましたが、現在のスキャナーは数段速度と精度が上がっており、これならば患者さんにも使っていけると判断致しました。

現在は導入したばかりなので、スタッフも慣れていませんのである程度トレーニングをして、患者さんに負担がかからないくらい上手くデータが取れるようになったら実践に使っていきたいと思います。

非常に高額な機材ですので今回とりあえず1台だけ購入しましたが、使い勝手が良ければ2台目、3台目と追加していきたいと思います！