皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市にあります「おだいら矯正歯科」院長のおだいらです。
さて、本日の話題は商品の進化ってすごいなーという話です。
スマホやパソコンなどは、機能はもちろんのこと、スピードやデザイン、サイズ、容量などが進化しているのが一目瞭然ですが、目に見えないところで進化している商品もたくさんあります。
先日のことですが、ちょっとしたことで親指を擦りむきまして、絆創膏を貼りました。元々絆創膏を貼るのは嫌いで、その理由は貼ったところが「ぐじゅぐじゅ」になって白くなり、治るのが遅れるような気がしていたからです。
仕事柄右手の親指が使えないのは問題ですので久しぶりに貼りましたが、貼ってびっくり!患部は何度も手を洗おうが、風呂に入ろうがまったく「ぐじゅぐじゅ」にならず、かぶれず、しかも剥がれません!
私の使用したのはコンビニでも売っていうる普通の絆創膏ですが、最近はモイストヒーリング(湿潤療法)という貼るだけで自然治癒能力を高める絆創膏も発売されているようで、是非今後何かあったら使用してみたいと思います。
矯正歯科界でもいろいろな商品が進化しています。
例えば皆さんの歯にブラケットを装着する際に使う接着剤もその一つです。
当院ですと自然に固まるのを待つ「化学重合型」と光をあてて硬化させる「光重合型」を使い分けています。
化学重合型ではスーパーボンドという商品を使っており、発売された当初は自然に硬化する時間がたしか7分くらいかかっていたと思いますが、今は約半分の3分30秒で硬化します。7分間口を開けっぱなしなのと、その半分の時間ですむのでは患者さんの負担も随分違います。
また、光重合型に関しては青い光をあてる光照射器も進化しています。
これも発売当初の商品は1本の歯にブラケット装置を付けるのに30秒くらい光を照射していましたが、現在当院で使用している照射器は3秒X2回の合計6秒で接着剤が硬化します。
1本の歯での時間の差は24秒ですが、たくさんの歯に付けるとなるとその時間の差はかなり大きくなります。
しかも現在の接着剤は発売当初のものに比べて接着力も増してきていると思います。
ほんと、各企業の絶え間ない努力がより良い商品開発につながっているのだと思います。
商品の進化は患者さんにとっても、おだいら矯正歯科にとっても歓迎すべきことですし、おだいら矯正歯科では学会等でそれらの情報を収集し、今後もより良くなった商品を積極的に取り入れていきたいと思います。