前回、
ちなみに歯科技工士とは歯科治療で必要な、詰め物や被せ物を作る、国家資格を持ったスペシャリストのことで、矯正歯科ですと、診査で使う模型や治療に使う装置を作ったりしています。
おだいら矯正歯科にも今年の4月から常勤で歯科技工士が入りました。
彼は変わった経緯の持ち主です。
私と違い運動神経抜群だった彼にとってアイスホッケーはとても魅力的だったようで、以来、中学校、高校、大学とアイスホッケー一筋でした。
センスもあったようで、高校生のころには全日本ジュニアの日本代表に選ばれたほどです。
大学卒業後は地元少年のあこがれである、日光アイスバックスに入団し5年間、プロ選手としてプレーしました。
しかし、栃木の皆さんは良くご存知かと思いますが、日本初の市民球団である日光アイスバックスは毎年経営難で、毎月給料がでるのか不安の日々が続いたようです。
それでも好きなアイスホッケーに打ち込め、それを職業にできた彼は幸せだったと思います。
小さいころ、日の出る前から(そのころ日光の冬は毎朝?10度まで冷え込みました。)毎日スケートリンクに通い、そうとうな努力をしてきましたので、報われて本当に良かったと思います。
アイスホッケー選手として充実した日々を送った後、引退、技工士専門学校に通い、歯科技工士の免許を取得しました。
現在、就職してまだ数ヶ月で、歯科技工士としては、アイスホッケーの時のように、華麗にパックを裁くところまではいっていませんが、これからがんばって技術を習得してくれることでしょう。
え? なぜそんなに詳しいかですって?
実は、彼、私の実の弟なんです。