皆さんこんにちは、
2月の1日から石川県の
今回は宇都宮の私の自宅から約5時間かかるところを1泊2日の強行軍で行ってきました。
石川県の印象は雪深いイメージでしたが、それほど雪も無く(今年は特別だそうですが)、日陰に多少残っている程度でした。
せっかく北陸まで来ましたので、少しは観光しようと、到着早々「永平寺」を見学に行ってきました。
永平寺は曹洞宗の大本山で、今から焼く760年前に道元禅師によって開かれた座禅修行の道場で、境内には三方を山に囲まれた深山幽谷の地に大小70余りの建物が並んでいます。
ここには現在も250名余りの修行僧がおり、日々修行に励んでおられるそうです。
よく大晦日恒例の「行く年くる年」でご覧になった方も多いのではないでしょうか。
とても大きく、広々とした造りの建物で、趣があり、私も普段の姿からは考えられないような、粛々とした気持ちになりました。
一緒に行かれた先生の話や、流れていたビデオを見ると、とても厳しい修行のようで、中には耐えられず、逃げ出す修行僧もいるそうです。
お風呂に入るのもトイレに行くのもすべて修行なのだそうです。
1時間ほど見学し、いよいよ旅館に向かいました。
旅館は永平寺から30分ぐらいのところにある山中温泉の「八十八」という旅館に泊まりました。
とてもきれいで、これまた広々としたお部屋でしたが、残念ながら男3人での雑魚寝でした。
また、部屋にはいろりがあり、スライドでの症例検討会の後は、いろりを取り囲んでの井戸端会議が始まりました。
話し合いはとても盛り上がり、日ごろ疑問に思っていること、自分の医院で起きている治療や装置の問題点を他の先生ならどのように対処するかなどを延々と語り合い、気が付くと12時半を回っていました。
温泉もろくに浸からず、食事の時に軽く飲んだぐらいで、後はお茶と水での約5時間の話し合いは、旅館の方から見るとさぞ滑稽に見えたと思います。
温泉旅館での充分なリフレッシュとはいきませんでしたが、これも修行でしょうか。
大学時代の部活の合宿を思い出しました。