皆さんこんにちは、
突然ですが、皆さんは歯の位置がどのようにして決まるかご存知ですか?
歯や顎のサイズが大きく影響しているのはもちろんですが、もう一つ、重要な要素として筋肉のバランスがあります。
例えば年中鼻炎を持っている方は、どうしても口で息をする癖があります。
これは息をしなければ生きていけませんので仕方が無いことなのですが、そういう方は常に口が開いている状態です。
歯は舌の力と唇の力の均等なところに位置していますので、もし口が開いていると、唇で抑える力よりも舌の力が上回り、歯が前にでてきます。
また、唇を閉じられる方でも、舌で前歯を押す癖がある方はその力によって歯が前に出てきます。
このような悪い癖を緩和させるために、筋機能訓練(MFT)をおこないます。
簡単に言うと、舌と唇の筋肉のトレーニングです。
筋機能訓練をおこなうことで、歯並びが多少よくなったり、また矯正治療後の歯の後戻りを防ぐことが出来ます。
昨日、私が大学の矯正歯科に残っていた時にお世話になりました衛生士の西山さんにいらしていただき、筋機能訓練の講習会をやっていただきました。
西山さんは、現在はフリーでいろいろな歯科医院をまわり、患者さんに筋機能訓練をおこなっているMFTのエキスパートです。
今回はうちのスタッフに基本的なことからちょっとしたコツなど、いろいろなことを教えていただきました。
早速「おだいら矯正歯科」でも今回教わった技術を取り入れて、患者さんの治療と術後の安定に役立てていこうと思います。