皆さんこんにちは、
先日ご紹介しました、日本臨床矯正歯科医会で行っている震災および原発事故によって被災され、経済的理由により矯正歯科治療の継続に支障をきたしていて、同会会員の診療所で治療を継続する患者さんに対して、同会が治療費の一部を補助するという、とてもすばらしい事業ですが、これまでの状況の報告がありました。
これまでに123件の申請があり、そのうち118件に対して条件が満たされたそうで、総額1000万円程が患者さんの治療継続のために支給されたそうです。
それ以外にも被災した会員の要望から始まった「口腔ケア応援セット」を宅配が再開した3月下旬にはお送りしたり、震災直後に震災で今後の矯正歯科治療に不安に思っている方のためのフリーダイアルを開設したり等の事業が行われてきました。
震災直後、ほとんどの日本人は自分にできることは何か、自問自答したと思いますし、私もその一人です。もちろん個人でできることでやるべき事はできるだけやるようにしておりますが、このような取り組みは組織でなければ到底不可能な事業ではないかと思います。
しかもそれをどれだけ迅速に、そして有効に進めていけるかは、その組織の社会貢献の意識がどれだけ高いかによると思っています。
そのような意味では、日本臨床矯正歯科医会はその意識がとても高い組織だと思いますし、会の先生も、常識のあるセンスのよい先生ばかりで、話しているだけで勉強になります。
そんな日本臨床矯正歯科医会の大会が来週2月9日から大阪で開催されます。
またいろいろと勉強してきたいと思いますし、そのような先生方とお会いできるのが今から楽しみです。