皆さんこんにちは、ここのところオリンピック観戦で寝不足気味の、おだいら矯正歯科、院長のおだいらです。次の日こたえるのでビデオ録画予約しているのですが、やはりライブで観たく、録画しつつ結局最後まで観てしまっております。これもオリンピックの魔物のせいでしょうか。。。
さて、一昨日日曜日は定期的に開催しています「オーラルバイオメカニクス研究会」のセミナーに出席してまいりました。
今回のテーマは「Bracket-wireシステムを脱却したメカニクスの展望」と題して、インビザラインやクリアライナーなど、いわゆる取り外しがきくマウスピース矯正の講演でした。特に今回はインビザラインについて、アメリカはシアトルのワシントン大学で、積極的にインビザラインを利用しているタカモトケンユウ先生と、日本にインビザラインを初めて持ち込み、日本のインビザラインのパイオニアである、昭和大学歯学部矯正学講座教授の槇宏太郎先生の講演を聞くことができました。
思えば私も3年前にインビザライン導入セミナーを受講し、その時は結局手を付けませんでした。
どうしても取り外しがきく装置ですと、治療に限界があり、今自分が舌側矯正で治療しているのと同じクオリティで終了するのが難しいと感じたからです。
実際、インビザラインやエシックスが世に出て20年近くが経とうとしていますが、これまでマウスピース矯正だけで治療して、日本矯正歯科学会の認定医や専門医を取得された先生を見たことがありませんので。(ちなみに舌側矯正で症例を出される先生は最近増えております。)
ただ、今回のセミナーを受講して、審美的なメリットよりも歯が動くメカニクス的なことで興味を持ちました。確かにブラケットを着ける、一般的な矯正歯科治療とは違った歯の動がみられるケースもあり、とても興味深く聞いておりました。
一般的なマルチブラケット矯正よりも有利に動く局面があれば、また治療する患者さんの適応とニーズがあれば、これも有りかなと。
先生方の話もとても面白く、有意義なセミナーでした。
セミナーでメカニクス等はなんとなくわかりましたので、あと知りたいのは実際の感覚です。前回は後戻りした自分の歯並びを治療しようとして、そのままになっていましたが、今度こそ自分の治療をしてみようと思います。
始まりましたら、こちらのブログでどれくらい痛かったか、入れている感覚がどうなのか等、詳細をご報告いたします!