皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市のおだいら矯正歯科、院長のおだいらです。
さて、本日は話題を2つほど。
まず8月31日(木)ですが2019年2月に開催される、日本臨床矯正歯科医会神奈川大会の会場視察のため、横浜まで行ってまいりました!
何度か書きましたが現在大会運営委員会の委員長を仰せつかっており、その大会開催候補の会場を4か所ほど回ってまいりました。
各会場の広さや部屋数、周辺環境、アクセス、懇親会、費用などの条件を満たしているかを確認し、その中でどこが一番会場としてふさわしいかをチェックするのですが・・・
うーん、今回の会場は帯に短したすきに長しといいますか、どこも一長一短でこれという決め手の会場がなく、選択に迷いうところです。横浜という大都市だけに候補になりうる会場がいくつもあるところがまた悩みどころです(汗)
ただ何とか例年と比べ少し変則的な開催方法にはなりますが、おおよそ会場のめどが付きました。とりあえず一安心です!
続きまして9月2日(土)には神奈川歯科大学同窓会栃木県支部の学術講演へ行ってまいりました。
今回の講演者は私が神奈川歯科大学の矯正科研修生のときに大変お世話になりました、笹栗健一先生です。現在自治医科大学口腔外科に矯正担当として所属されており、神奈川歯科大学時代から始まり、現在も自治医科大学で続けておられる研究についての講演をしていただきました。お題目は「脳機能から”診る”咬合」です。
咬合が変化したときには脳のどの部分が活性化されているか、また、その活性化している脳を診れば咬合状態の客観的な評価ができるのではないか?や、ストレスを受けたときに脳はどのように反応するのかなど、いわゆる「かみ合わせ」を治すのが本職の私にとっては大変興味深い話でした。
以前私が治療した患者さんでも、昔歯を抜いて矯正治療を経験された方で、顎の痛みを初めとした不調を訴えいらっしゃった患者さんが、下の顎が押し込まれないように下顎骨の位置を前方に設定して、その分前にせり出した下顎の歯列を遠心に移動することで不調が落ち着いた患者さんがいらっしゃいましたが、脳機能から見ても正しい方法であったのだと妙に納得しました。
また、笹栗先生は私が矯正科に入局した1年目のインストラクターで、いわば私に矯正の「いろは」を教えていただいた先生です。昼は医局でお世話になり夜も本当によく飲みにつれて行っていただきました。そんな先生と宇都宮の地で、講演や懇親会を御一緒出来てとても楽しい夜でした!!