皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市のおだいら矯正歯科、院長のおだいらです。
さて、おだいら矯正歯科では当院で矯正歯科治療を開始する患者さんを対象にだ液検査を導入しました。
だ液検査を導入するきっかけとなったのは、実は当院で治療が終了した患者さんで装置の周りがむし歯になってしまった患者さんがここ数カ月で何人か出てしまったからです。
もちろん患者さんは歯並びがきれいに治ってとても喜んでくれているのですが、悲しいかな、そのような患者さんを診るたびに「この患者さんは矯正歯科治療をやって本当に幸せだったのか?」と自問自答を繰り返してしまいます。
折角歯並びがきれいになってもむし歯だらけでは問題です。
むし歯に極力ならないようなことを始めたいと強く強く思い、本検査の導入に至りました。
この検査はだ液に含まれている菌や成分を分析することで、むし歯になるリスクの高さや原因などがわかり、さらに歯茎の状態や口臭に関する問題の高さなどがわかるようになっています。
またこの検査の優れているところは、だ液を採取してから5分後くらいで検査結果が出ることです。これまでのだ液検査は、だ液を採取してそれをしかるべき機関に送って調べてもらうような、検査結果が出るまで数週間かかるものが主流でしたが、当院で導入した装置であれば当院内ですべて結果まで出せるので、その日のうちに患者さんに伝えることができます。
ちなみに私もやってみました。
結果はこちらです。
歯の健康に関してはむし歯菌は多くはありませんが、どうやら酸に対する抵抗力が弱めのようです。また口臭の原因になるアンモニアが多めでした。
ということはもちろん歯ブラシはしますが、それと共に例えば固いものを良く咬んで酸を緩衝するだ液をたくさん出すようなことを、日々心がけるようにしないといけませんね。
今後は患者さんによってむし歯予防の指導方法を変えていこうと思います。
そして私も口腔ケアに気を付けます(汗)