皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市の「おだいら矯正歯科」院長のおだいらです。
おだいら矯正歯科は私を含め常勤の歯科医師が4名在籍しております。
本日は複数のドクターが在籍するメリットについて書かせていただきます。
まず一つ目は診断や治療計画を立てる際のメリットです。
矯正歯科治療は治療ももちろん重要ですが、それ以上に開始前の診断と治療計画をいかに立てるかが重要だと言われています。
また、患者さんの歯並びは千差万別で、最初から最後までまったく同じ治療になることはたとえ双子だったとしてもあり得ません。
私達ドクターは正確で綿密な治療計画を、千差万別な治療方法から選択していかないといけないのですが、これが複数のドクターで計画を立てることによって、間違いが無く、より良い方法を選択できるようになります。
毎週火曜日の午前中にその話し合いがあるのですが、院長の私から見ても「なるほど、そういう手もあったか!」とか「確かにその方法を取った方が治療が早く終わるな!」など、目から鱗のアイデアがたくさん出て参ります。
その様々なアイデアの中から患者さんにとってより安全で、早く、そして比較的楽な治療方法をチョイスしているのです。
もう一つのメリットは、治療開始してからです。
診断と治療計画が大事だと言いましたが、もちろん実際の治療も重要です。
せっかく綿密に立てた治療計画というレールがあっても、そこから脱線しては意味がありません。
毎回同じドクターではなく、たまに他のドクターが診ることによって脱線しそうな治療に気づき、軌道修正ができるのです。
また、治療が予定通りうまく進まないようなときは、月に1回開催しているドクターミーティングで話し合い、代案を考えるなど治療の見直しをするようにしています。
最後にもう一点として矯正歯科治療は日進月歩、進化しています。
常に患者さんに最新の治療を提供するためにはセミナーや学会での情報は欠かせません。
ただ、セミナーばかりで診療室を閉めてしまうとただでさえ予約が取りづらいのに、さらに患者さんに迷惑がかかってしまいます。
そこでおだいら矯正歯科では、セミナーに行かないドクターが診療をして、セミナーや学会に参加した先生から情報をフィードバックしてもらっています。
日矯学会など大きな学会は全員で参加しますが、そのような大きな学会ですと聞き逃しや見逃しもあります。
全員で参加すれば誰かが聞き逃しても、他の先生から情報を得ることが出来ます。
と言うわけで、複数のドクターで診療することには様々なメリットがあります。
たまに「院長先生担当にしてほしい」などのリクエストがありますが、上記の理由から丁重にお断りしております。
以前書きましたが、私の息子も私だけが診ているわけではありません。
他の患者さんと同様に、他のドクターにも診療してもらっています。
自分の息子も治療してもらっているくらいですので、皆さんもどうぞ安心して治療を受けていただければと思います。