皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市にあります「おだいら矯正歯科」院長のおだいらです。
さて、歯磨きの練習をして指導することをTBIと言います。
主に歯科衛生士さんの仕事になり、矯正治療中にむし歯にならないためにとても重要です。これまでおだいら矯正歯科での流れは、検査結果の説明の日に唾液検査で得た情報を元に1回目のTBI(歯磨き指導)を行い、その約1週間後に復習でTBIの2回目、さらに、装置を装着しましたらその直後に装置がついた状態でのTBIを行い、さらにさらにその約1週間後にちゃんと磨けているかの確認のTBIチェックと言った流れで、一人に合計4回の歯磨き指導を行ってきました。
結構回数としては多い方だと思います。
できるだけのことをやってきたつもりでいたのですが、年末によく患者さんをご紹介していただける一般歯科の先生から電話をいただき、患者さんにむし歯ができているとお叱りを受けました(泣)
一般歯科の先生からしたら紹介した患者さんにむし歯ができていたら怒るのは当然だと思いますし、それをこちらに言っていただけるのはとてもありがたいことだと思います。
そこでおだいら矯正歯科ではスタッフ全員で数回スタッフとミーティングを開き、どうやったらむし歯になる患者さんを減らせるか真剣に考えました。
TBI(歯磨き指導)のやり方の見直しや、どうやったらスタッフ全員で状況を共有化できるか、時間をどうやって確保するかなどを話し合い、TBIの一連の流れを変更致しました。
今後の流れとしてはまず、検査結果の説明の日に唾液検査で得た情報を元に1回目のTBIは全員に行い、そこで2回目が必要な患者さんと必要ない患者さんにふるい分けします。
きちんと磨けている患者さんは次の歯磨き指導は装置を付けた日に行い、できていなかった患者さんは2回目、3回目、4回目とできるようになるまで練習をします。
何回も練習する患者さんにはチャート表を作成し、歯科衛生士のスタッフがその日の練習の状況やどのくらい磨けていたかを記入していきます。
そして、改善が見られていたら装置付けとなります。
また、装置を付けた1週間後には磨けていた患者さんも含め全員、染め出し(よく学校で歯磨き指導の時にやる、口の中でゆすぐとプラークが赤く染まる液を使った練習です。磨けていないところが赤く染まります)による歯磨き指導をやることになりました。
矯正治療がスタートしてからも同様に、磨けていない患者さんは歯磨き練習のためだけに来院してもらい、毎回染め出しを実施することになりました。
写真で見ていただくとずいぶんと歯磨きが上手になったことがわかります。
もちろん高校生や大人の永久歯列の患者さんも磨けていない場合は練習します。
患者さんによっては多くの時間を歯磨きの練習に費やすことになります。
また、いろいろと予約の入れ方を工夫はしていますが、土日や夕方など予約が取りにくい時間帯がさらに取りにくくなる可能性がありますが、大事なことですのでどうぞご理解の程よろしくお願いいたします。
せっかく歯並びが綺麗に並んでも、むし歯だらけではもったいないので!