今回は30回記念大会ということで記念懇親パーティーや、毎年恒例のイーラインビューティフル大賞の授賞式などがありましたが、残念ながら講演の聴講と症例・学術展示と商社展示のみ覗いて帰って参りました。

通常なら最後までいて、なんなら一泊して帰ってくるのですが（汗）

『最先端の各種矯正歯科治療について』というテーマの元、いろいろな講演がありましたが特に興味深かったのは以下の2題です。

一つ目は北海道医療大学歯科矯正分野教授 飯嶋雅弘の「矯正臨床に役立つボンディングの基本的知識」と題した講演です。

ボンディングとはブラケットを歯に接着剤で付ける作業のことです。

どうしてもある一定数の患者さんが、装置が外れたことによって急患でいらっしゃいます。おだいら矯正歯科ではかねてからできるだけ装置が外れていらっしゃる急患の患者さんを減らしたいと思っていましたので、そのためのたくさんのヒントをいただきました。

また、ブラケット装置を外した後、歯面に残った接着剤を取るのにどのような機械を使うのが歯の表面を傷つけにくいかなど、大変勉強になりました。

早速今日から臨床に活かしたいと思います。

もう一つ印象に残った講演は「マウスピース型矯正装置についてー現状と未来―」と題したシンポジウムです。

ここのところ矯正歯科界を席巻しているマウスピース矯正が現状どうなっているのか、今後どのようなことが予想されるのかなどを3名の先生がそれぞれ、治療的な視点、法的な視点、そして医療経済的な視点から講演されました。

特に気になったのが安くて早く治るというふれ込みで飛ぶ鳥を落とす勢いのキ○イ○インをはじめとした安直な矯正治療が、おおよそ医療と呼ぶにはほど遠い内容のものばかりで、かなりの衝撃を受けました。

あまりに衝撃的だったので、これまでは当院ではマウスピース矯正やっていないから関係内やと思っていましたが、このような治療がはびこるような世の中にしてしまわないためにも、マウスピース矯正に積極的に向き合っていかなければいけないのではないかと考えを改めました。

今後はより良い医療を地域の皆さんに提供するためにも、おだいら矯正歯科ではマウスピース矯正を勉強していきたいと思います。

そうそう、ちなみに今年のイーラインビューティフル大賞はタレントの宇垣美里さんだったそうです！

宇垣美里「最も美しい横顔の持ち主」で表彰され笑顔「横顔に自信が持てるってすてき」（日刊スポーツ） – Yahoo!ニュース

おめでとうございます！