皆さんこんにちは、栃木県宇都宮市にあります「おだいら矯正歯科」院長のおだいらです。
本日のお昼ご飯は娘が作ってくれた愛娘弁当です。
普段食べている愛妻弁当ももちろん美味しいですが、こちらの愛娘弁当もめちゃ美味かったです!!!
さて、以前「矯正歯科治療と金属アレルギーについて」という記事を書きましたが、矯正歯科治療で気にしなければいけないアレルギーは金属だけではありません。
その一つがラテックスアレルギーです。
ラテックスとはゴムのことで、歯科治療で使う使い捨てのゴム手袋にアレルギー反応を起こす患者さんがたまにいらっしゃいます。
アレルギー反応の症状としては手袋で触られた部位が赤くなったり、かゆくなったりなどがありますが、重症化した場合はゴム手袋についているパウダーをすってしまった場合に呼吸困難や最悪の場合アナフィラキシーショックを起こす患者さんもいらっしゃるそうです。(当院ではいらっしゃいません)
アレルギー対策としては、ラテックスフリー(パウダーフリー)の手袋を使用することです。当院ではラテックスアレルギー患者さん用にプラスチックグローブを常備しています。
写真向かって左の黄色いのがラテックスグローブ、右側の白いのがプラスチックグローブです。
また、ラテックスアレルギーの患者さんではバナナやアボカド、キウイフルーツ、クリなどの植物性食品のアレルギーとの関連性(交差反応性と言います)がありますが、ラテックスアレルギーの患者さんの30?50%に、これらの食物アレルギーを発症する人がおり、「ラテックス−フルーツ症候群」と呼ばれています。
そのため、これまで歯科治療をしたことがなく自分がラテックスアレルギーを持っていると気がついていない患者さんに関しても、初診相談の問診票にバナナやアボカド、キウイフルーツ、クリなどのアレルギー記載があった場合は、接触した部位に変化がないかを気にしながら治療を進めています。
最近は本当にいろいろなアレルギー体質の方が増えてきているように思いますので、当院でも細心の注意を払って治療していきたいと思います。