皆さんこんにちは、
先日、近藤悦子先生のセミナー「マッスルウィン」(オームコジャパンサイブロンデンタル株式会社主催)を受講しにリーガロイヤルホテル東京に行ってきました。
正解は筋肉が勝ちます。
ひょっとして、「突然何言ってんだ!ついに頭おかしくなったか!」とか思われてますか?
実は今回のセミナーの核心がこの「マッスルウィン」なのです。
どういうことかと申しますと、人間の筋肉と骨の関係について考えたとき、従来のまず骨ありきという考え方とは正反対に、筋肉の力が骨を制するというものです。
つまり、ある一定の方向に強い筋肉が走行していると、骨はそれにつられて成長します。また骨の一部である「歯」の位置も筋肉の一部である「舌」や「口唇」に非常に影響されやすいのです。
そのため、以前書きました筋機能訓練や整体術をおこなうことにより、筋肉に正常な機能を与え、矯正治療のよりよい結果を得ることが出来るのです。
今回、たくさんの症例を見させていただきましたが、どの症例も普通だったら顎の手術を併用しておこなう、「外科矯正」になりそうなものを、見事に矯正治療のみで、しかも短期間で治されていました。
また、今回のセミナーがおもしろかったのは内容だけではありません。
講演された近藤悦子先生は、現在娘さんと一緒に矯正歯科医院をやられているぐらいの年齢の先生ですが、(遠まわしな言い方ですみません。女性ですので。。。)
とてもパワフルで、魅力的な方でした。
思ったことを歯に衣着せぬ言い方でずばずばとおっしゃられておりましたので、まさに「本音」で真実のみを話されていたのだと思います。
私は、興味があるセミナーにはなるべく参加するようにしているのですが、セミナーの中には、歯の奥に物が詰まった言い方で、正直何を言いたいのかまったくわからないセミナーもあります。
そんな中で今回のセミナーはとても爽快? でした。
また、患者さんの話をするときも、「この子は化粧っけがなくてねー、しょうがないからこの時は私が化粧してあげたのよ!」なんて決して口がいいとはいえないような言い方をするのですが、なぜか私はその患者さんを自分の娘のように思う「愛情」を感じてしまいました。
自分の愛息を「うちの馬鹿息子」って言うようなものですかね。
また、さらに感じたのは、一緒に働いている自分の娘さんへの「愛情」です。
直接そうおっしゃったわけでも、そんなスライドがあったわけでもないので、私がどこでそう思ったかは不明ですが、なぜかそれを強く感じました。
矯正のセミナーでそんなことまで考えてしまう自分って。。。
やっぱり子供ができて年をとったのでしょうか。