皆さんこんにちは、
少し前の話になりますが、先週の水曜日、木曜日と矯正歯科医会例会に参加して参りました。
何度かこのブログにも書いておりますが、私はこの会の広報委員を仰せつかり早、2期つまり4年が経ちます。
今回の例会にていよいよ広報委員会を次期委員の先生に引き継ぎました。
矯正歯科医会は賛助会員も含めると500人にせまる大きな会ですので、そこの委員会での仕事は多く、かなり私の個人的時間を費やしましたが、たくさんの立派な先生方とお知り合いになれたことは非常に私にとってプラスでした。
また、広報委員という仕事柄、文章を書く機会が多く、もともと文章を書くのが大の苦手だった私にとっていい勉強になりました。(このブログを見返すとまったくその成果が出ていませんが…)
交友の輪は広がり、文章を書く勉強にはなりましたが、今後はお誘いを受けてもとりあえずお断りすると思います…(笑)
さて、そんな例会でしたが、1日目には総会があり、今回の震災に関わることで、画期的な決議が下されました。
それは…「大震災後の本会会員診療所での継続治療および正式な転医の手続きの後に行う処置に対して、本会が治療費の一部を補助するということであります。」とのことで、その対象者は、「震災前から本会会員診療所に通院中であった患者および他院(一般歯科を含む)で矯正治療中であった患者でも、本会会員診療所へ継続治療を求めて来院した場合には対象となります。」だそうです。
簡単に言えば、「震災に遭い今後の矯正歯科治療を継続する上で、矯正歯科治療にかかる費用の支払いが困難な患者さんに、矯正費用の援助をしますよ!」というものです。
お金のことが絡みますので、いろいろと問題は出るかもしれませんが、それもわかった上で、このようなことを迅速に出来る会こそ、社会的存在意義があると思います。
矯正歯科に関しては基本的に自費診療になりますので、当然お金がかかります。
また、被災された方の医療に関しては先ずは命に関わること、そして直接的に健康な生活に関わることが優先されるのが当然だと思います。
だからこそ「矯正歯科医」が「矯正歯科医会」が矯正患者に援助できることをやるべきだと思いますので、私もこれには大賛成です。
援助にかかる費用は私たち会員が納めている会費から出ますので、それをわかった上で賛成多数で可決される会は、おそらく矯正歯科関係では他にはないと思います。