皆さんこんにちは、
先日、被災した友人に会いに、有志5人で宮城県塩竃市まで行って参りました。
友人は神奈川歯科大学時代の同級生で、同じ部活に所属していました。
歯科大学卒業ですのでもちろん歯科医師になりましたが、その後地元の宮城県に帰り、名酒「浦霞」で有名な佐浦商店に嫁ぎ、現在は酒蔵の若女将をしております。
酒蔵は塩竃市でも海沿いの商店街にあり、当時酒造りの最盛期に被災し、醸造中の日本酒はもちろんのこと、ほぼすべての器材や樽などが津波によりダメになり、出来上がっていた3万本の日本酒もすべて割れてしまったそうです。
震災後連絡をとった時にはとりあえず家族共々無事だったことで安心しておりましたが、実際に津波の被害にあった地域に行ってみて、本当に大変な思いをされ、また今も復興に向けた闘いは続いているのだなと肌で感じました。
ただそんな中でも、今年の酒造りは始まっており、工場のほとんどの場所は「ここも津波の被害にあった場所だよ」と言われても信じられないくらいきれいな状態に回復しており、現在は最盛期だとのことでした。
友人を含めた皆さんが私の想像を超えるほど働き続け、今年の新酒造りにこぎ着けたのだと思います… 酒造りへの執念を感じました。
あの震災からもう少しで1年が経とうとしています。栃木県も一応被災地に認定されていますが、津波や原発の被害にあった場所に比べれば何もなかったようなものですし、今はほとんど元通りに生活をしていますが、東北の津波にあった地域を見て、震災当初に持った気持ちを思い起こしています。
忘れちゃいけないですね。
改めて東北の方々のがんばりに感激したお見舞い旅行でした。